日本急性血液浄化学会雑誌
Online ISSN : 2434-219X
Print ISSN : 2185-1085
原著
High flow-volume CHDFにおけるUT-2100SとCH-1.8WのTrans membrane pressureの経時的変化および膜寿命の比較検討
藥眞寺 香奈安田 則久小野 浩平溝口 貴之中嶋 辰徳牧野 剛典蔀 亮大地 嘉史安部 隆国日高 正剛後藤 孝治北野 敬明
著者情報
ジャーナル フリー

2015 年 6 巻 1 号 p. 35-39

詳細
抄録

【目的】当施設のhigh-flow-volume CHDF(HFV-CHDF)において,UT-2100SとCH-1.8Wを使用した際の膜寿命およびtrans membrane pressure(TMP)の変化を比較し,CH-1.8Wが当施設のHFV-CHDFでの24時間施行に耐えうるのか検討した。【対象・方法】2014年4月から5月にHFV-CHDFを施行した症例を対象とし,凝固回収率,TMPを後方視的に抽出し,ヘモフィルターの膜寿命,TMPの経時的変化を検討した。【結果】凝固回収率はそれぞれほぼ同じであり,開始時TMPはCH-1.8WがUT-2100Sより有意に高く,経時的変化においても有意な上昇を示した。ただし,CH-1.8WはUT-2100Sと同等に24時間施行することができた。【考察】両者の膜の構造や特性の違いから,TMPに有意差が生じたと考えられた。しかし,凝固回収率は同等であり,CH-1.8Wは当施設におけるHFV-CHDFの24時間施行に耐えうると考えられた。

著者関連情報
© 2015, 特定非営利活動法人 日本急性血液浄化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top