2015 年 6 巻 1 号 p. 35-39
【目的】当施設のhigh-flow-volume CHDF(HFV-CHDF)において,UT-2100SとCH-1.8Wを使用した際の膜寿命およびtrans membrane pressure(TMP)の変化を比較し,CH-1.8Wが当施設のHFV-CHDFでの24時間施行に耐えうるのか検討した。【対象・方法】2014年4月から5月にHFV-CHDFを施行した症例を対象とし,凝固回収率,TMPを後方視的に抽出し,ヘモフィルターの膜寿命,TMPの経時的変化を検討した。【結果】凝固回収率はそれぞれほぼ同じであり,開始時TMPはCH-1.8WがUT-2100Sより有意に高く,経時的変化においても有意な上昇を示した。ただし,CH-1.8WはUT-2100Sと同等に24時間施行することができた。【考察】両者の膜の構造や特性の違いから,TMPに有意差が生じたと考えられた。しかし,凝固回収率は同等であり,CH-1.8Wは当施設におけるHFV-CHDFの24時間施行に耐えうると考えられた。