2016 年 7 巻 2 号 p. 138-140
症例は2歳女児。無脾症候群,単心室にて生後9ヵ月でGlenn手術施行。発熱,意識レベル低下を認め,血液・髄液培養,末梢血検鏡にて肺炎球菌が確認された。交換輸血後,持続血液濾過透析(continuous hemodiafiltlation:CHDF)を開始,播種性血管内凝固症候群(disseminated intravascular coagulation:DIC)に対して,r-thrombomodulin,nafamostatを投与した。ICU入室4,5日目に濾液を検査し,肺炎球菌莢膜抗原(莢膜抗原)は陰性であったため,持続血液透析(continuous hemodialysis:CHD)に移行し,良好な経過を辿った。本症例では早期からの交換輸血,CHDFなどを中心とした集約的治療が効果的であったため,救命し得たと考え,報告する。