AI・データサイエンス論文集
Online ISSN : 2435-9262
3次元モデル生成のための構造物表面取得に関する基礎的検討
稲富 翔伍全 邦釘
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2021 年 2 巻 J2 号 p. 428-436

詳細
抄録

近年,橋梁の維持管理において 3次元モデルの活用が期待されており,3次元モデルの自動生成の実現は有益であると考えられる.本研究では橋梁から取得される点群を用いて自動的に構造物表面を表す平面領域を個別抽出する手法の基礎的検討を行った.本研究では,構造物表面を成す平面を,RANSACを改良した手法により抽出するとともに,得られた各平面上の点群を DBSCANにより選別した.得られた平面の交差により構造物のエッジを捉え,平面グラフ法を用いて構造物表面を構築した.RANSACに対して点群の法線とモデル平面の法線を用いた推論を加える改良を施すことで,複雑な表面形状に対して適切な平面の抽出が可能となった.

著者関連情報
© 2021 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top