2024 年 5 巻 3 号 p. 572-578
橋梁の疲労き裂は年々顕在化し,多くの橋梁で問題となっている.疲労き裂は応力や変形の繰返しに伴い徐々に進行する破壊現象であり,構造物の安全性に甚大な影響を及ぼしかねない.したがって,疲労き裂は早期に発見し適切な補修•補強を行うことが重要である.
本稿は過去に行った振動疲労試験の実験データを再度利用し,膨大なデータの数値処理に対しこれまで行われてきた応力計算やグラフ化を自動化することでき裂検出までの工程を簡易化できないかの検討を行った.また,今回のデータをデータベース化し,き裂の発生と進展の応力状態の傾向を機械学習させき裂進展予測へ発展させていきたいと考えている.