土木学会論文集
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FEMと数値最適化に基づいた鋼橋コスト最小化設計の試み
小西 拓洋冨澤 雅幸三木 千寿
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2002 年 2002 巻 717 号 p. 23-36

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抄録
FEMと設計照査プログラムを最適化ルーチンと組み合わせた橋梁の設計支援システムを開発した. 設計変数を最適化ルーチンにより変化させながらFEMモデルの解析を実施し, その結果により断面照査を行い, 最終的に目的関数を最小とする設計変数を決定した. 設計対象はPC床版鋼2主鈑桁橋とし, 最初に主桁断面寸法を設計変数とし, 重量最小化を目的にシミュレーションを実施した. 次に鋼種を設計変数に加えコストを目的関数としてシミュレーションを実施し, これまで経験的に決められてきたブロックの鋼種配分に対しても本支援ソフトにより自動的に最適解が発見できることが確かめられた.
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