土木学会論文集A
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和文論文
地震観測された長大吊構造系橋梁の動的特性と動的解析モデルによる再現性
山本 泰幹藤野 陽三矢部 正明
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2009 年 65 巻 3 号 p. 738-757

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抄録
 首都高速道路における長大吊構造系橋梁である横浜ベイブリッジとレインボーブリッジおよび鶴見つばさ橋では,建設直後から数多くの地震計を用いた集中的な地震観測が実施されてきている.本研究は,2004.10.23新潟県中越地震の際に3橋梁で観測された地震観測記録から推定した固有振動特性と加速度応答が,耐震設計に用いる動的解析モデルによってどの程度再現できるかを検討した.固有振動特性は,支承部における摩擦の影響を考慮しないと再現できない固有振動モードが存在した.加速度応答は,橋軸直角方向は応答レベルの違いはあるが,その周期特性は概ね再現できていた.しかし,橋軸方向は,観測記録には存在するが,動的解析モデルでは再現できない周期成分が存在し,その原因が,支承部の摩擦の影響にあることを明らかにした.
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© 2009 社団法人 土木学会
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