2020 年 76 巻 2 号 p. I_163-I_171
本論文では,コンクリートのメゾスケールにおいて,粗骨材と破壊挙動の関係を統計的に検討することを目的として,粗骨材の粒径や分布性状を変化させたモンテカルロシミュレーションを実施した.破壊挙動のモデル化と数値解析には,異種材料による非均質性を反映可能な損傷モデルを適用し,メッシュ生成に要するコストを削減するとともに,試行回数を多くすることで,モンテカルロシミュレーションの高精度化を行った.本研究で用いる損傷モデルの定式化を示し,それを用いた有限要素解析によるコンクリートの破壊挙動の再現性を検証した後,粗骨材の粒径や分布性状を変化させたモンテカルロシミュレーションの結果を示す.得られたヒストグラムから基本統計量を算出し,粗骨材と破壊挙動の関係について考察する.