土木学会論文集A2(応用力学)
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和文論文
SPH法による補強土壁の変形・損傷・破壊解析法
野々山 栄人宮田 喜壽Richard J. BATHURST
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2021 年 77 巻 1 号 p. 35-45

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抄録

 リスク規範型設計の普及に伴い,地盤構造物の変形・損傷・破壊を一貫して解く重要性が増している.著者らは補強土壁をSPH法で解析する方法の構築を目的として検討を行った.提案法では,既存のSPH解析法の基本フレームのもと,盛土材をダイレイタンシーを考慮した弾塑性モデル,補強材-盛土材の領域を複合材料モデル,壁面材を剛体で表現する.提案法の変形・損傷解析に対する妥当性を検証するため,実大模型載荷実験の検証解析を行った.また提案法の破壊解析への適用性を考察するために,基礎と壁面材の機能損失を仮定したシナリオ解析を行った.一連の結果をもとに,提案法は変形・損傷解析への妥当性を有することに加え,破壊に対しても有益な情報を提供できることについて論じる.

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© 2021 公益社団法人 土木学会
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