抄録
舗装表面に制動荷重が及ぼす影響を解析するとき,静的に水平荷重を作用させる.しかし実現象は,走行車のブレーキで舗装表面に作用する動的荷重である.そこで本研究は,動的な水平荷重による舗装の応答解析を目指している.舗装を構成する各層の力学特性をVoigt Modelと仮定し,変位を3個のポテンシャル関数で表しHankel変換とFourier変換を用いて理論解を誘導した.理論解の妥当性を検証するため汎用FEM (ADINA)と比較している.また動的水平荷重による舗装構造の応答を計算し,深さ方向および水平方向の伝播特性を明らかにした.また制動荷重の模擬を目指し,車両の制動時には鉛直等分布荷重と逆対称三角形分布荷重に加え摩擦力が舗装表面に作用すると想定し,摩擦力が舗装に及ぼす影響を評価した.