抄録
一都三県の住民を対象にアンケート調査を行い,都市部における親水空間創出を目的として下水処理水を活用した水路整備を行うことの受容性および水路タイプ選好について評価を行った.水路の導入については,95.8%の住民が賛成の意思を表明しており,同目的における水路整備のニーズおよび下水処理水の利用ポテンシャルは大きいことが明らかになった.水路タイプとしては,【植生有,水辺アクセス有】(35.1%),【植生無,水辺アクセス有】(28.5%),【植生有,水辺アクセス無】(21.5%),【植生無,水辺アクセス無】(10.8%)の順に支持されたが,これらの選好においては市町村レベルでの地域差はみられなかった一方で,水辺全般への意識の違い,環境問題全般への意識の高さが強い影響を与えていた.