土木学会論文集G(環境)
Online ISSN : 2185-6648
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環境工学研究論文集 第51巻
原生動物の捕食回避を目的としたビオラセイン合成遺伝子群の取得および発現
中村 寛治渡邉 暁成田 賢人
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2014 年 70 巻 7 号 p. III_39-III_46

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抄録
 ビオラセインは細菌によって生産される青紫色の天然色素で,抗原生動物活性を有することが知られている.2種類のChromobacterium violaceumおよび2種類のJanthinobacterium lividum,それぞれから合計4種類のビオラセイン合成遺伝子群,vioABCDE,をPCR合成し,クローンを取得した.取得の際は,trpプロモーターによって発現するpBR322系のプラスミドpKNA94を利用した.目的のクローンがプラスミド中に組込まれた場合は,宿主である大腸菌の形質転換体のコロニーは青紫色を呈した.4種類中で,非常に濃い青紫色を示した,C. violaceum JCM1249由来の遺伝子により形質転換した大腸菌を使って,複数種の単離原生動物による捕食実験を行った.捕食は著しく阻害され,合成されたビオラセインに強い抗原生動物活性があることが明らかとなった.
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© 2014 公益社団法人 土木学会
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