抄録
新世代静止気象衛星「ひまわり8号」が打ち上げられた.従来より大幅な観測機能の向上が図られ、観測波長帯数の増加と高頻度観測が実現している.Landsat/TMと同様な可視、近赤外、熱赤外域で地球表面からの反射、放射強度を観測した画像データからは、地上分解能は劣るものの土地被覆情報と地球表面温度情報を対比して調査することができる. 土地被覆毎の温度変化に着目すると人工的な構造物で覆われた領域の温度変化が著しいことが確かめられる. 首都圏を例として、「ひまわり8号」から得られた人工構造物を示す土地被覆域と温度情報をLandsatと比較して検証した. その結果衛星は期待通りの性能を発揮しており、都市の熱環境を監視、評価することが可能であると思われる.