土木学会論文集G(環境)
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和文論文
有機高分子ゲルを電子供与体として用いた原位置脱窒浄化の可能性
田中 恒夫唐 文軒林 秀謙
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2018 年 74 巻 2 号 p. 102-109

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抄録
 硝酸塩による地下水汚染は,その健康影響が懸念されることから依然として大きな関心事である.本研究は,硝酸塩汚染地下水の原位置脱窒浄化において,ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)ゲルを外部電子供与体として用いることを提案し,その可能性について検討した.HPCゲルを充填したモデル帯水層を用いた実験より,地下水の全窒素(TN)濃度は流下に伴い減少することがわかった.モデル帯水層における脱窒効率は15%程度と低かったが,砂層閉塞や異臭発生などの問題は観察されなかった.モデル帯水層より採取したサンプルより脱窒に関与すると考えられる細菌が検出されたことから,地下水のTN濃度の減少は,脱窒細菌による硝酸塩の窒素ガスへの還元と考えられた.原位置脱窒浄化において,HPCゲルは電子供与体として利用できることがわかった.
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© 2018 公益社団法人 土木学会
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