2019 年 75 巻 5 号 p. I_313-I_322
普及型のUAVを用いた効率的な河道地形の把握手法を検討した.対地高度30m,OL/SLが90%/60%で撮影したとき,203.6haの面積に対して113点の標定点を設置した測量では精度が悪かった.150m×300mの区画に対し標定点が6点でRMSEが0.10m未満,標定点数が8以上でRMSEが0.05m未満であり,実用上十分な精度が得られた.これより,公共測量マニュアルによる要求精度と標定点の点数と比較して,要求精度を満足しつつ標定点の数を減らすことができる可能性が強く示された.裸地部分では正確な地形を把握できたが,植生地と水域部分では地表や水底を捉えることができなかった.UAVの飛行性能から,撮影できる範囲が限られるため,UAVによる写真測量は大河川には不向きで小規模河川に向いている.