2020 年 76 巻 5 号 p. I_159-I_165
本研究では,中国湖南省の省都である長沙市の市民を対象として,分別に対する市民の意識や認識について2種類の調査方法でアンケート調査を行い,市民の意識や認識に関する要因と目標意図および行動意図との関係を分析した.その結果,目標意図に対しては調査方式に関係なく環境リスク認知や責任帰属認知が関連性は高くなっており,行動意図に対しては調査方式により影響を与える要因が異なり,社会規範評価,目標意図などが回答者の属性に応じて影響を与えていた.また,学歴が高い層は環境問題の認知が目標意図に結び付きやすく,記述規範が行動意図に結び付きやすい一方で,低学歴の層では責任の帰属に対する意識が目標意図に,主観規範が行動意図に結び付きやすいなどの属性ごと傾向がみられた.