土木学会論文集G(環境)
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和文論文
下水再利用施設における医薬品類の存在実態とNF膜およびRO膜処理による阻止特性
山下 尚之黒瀬 由花子田中 宏明小林 憲太郎高畠 寛生
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2021 年 77 巻 4 号 p. 112-121

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抄録

 本研究は,下水再利用を目的としたNF/RO膜処理施設において医薬品類の存在実態を調査し,NF膜およびRO膜処理による医薬品類の阻止特性を明らかにした.その結果,NF/RO膜処理原水から,Sulpiride,Bezafibrate,Levofloxacin,Ketoprofenといった医薬品類が500ng/L以上の濃度で検出された.また,実験に用いたRO膜では,多くの医薬品類は99%以上の阻止率となったが,分子量が200以下のEthenzamide,Acetaminophen,Caffeineの阻止率は95.8~97.9%となった.実験に用いたNF膜の医薬品類阻止率は,ほぼ阻止されない物質から99%以上の物質まで,幅広い阻止率が示されたが,分子量200~300の医薬品類について,アニオン性物質は他の電荷状態の物質と比較して高い阻止率が示された.

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© 2021 公益社団法人 土木学会
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