2020 年 76 巻 4 号 p. 394-404
GIN工法をベースに注入材料の配合,注入圧力の設定,注入量制限を再考し,安全性・確実性に配慮したModified GIN工法が提案され,実際に施工された.本研究では,Modified GIN工法によるグラウトの充填状況を確認するため,実施地点よりグラウト充填ボーリングコアを採取し,医療用X線CTとμフォーカスX線CTによりCT画像の撮影および画像解析を行った.CT画像の分析により,割れ目内にグラウト材が充填されていること,割れ目の幅が大きくなれば,グラウト材が層をなして充填していることが確認された.割れ目幅の広いところは,先行して注入された濃度の薄いグラウト材に濃度の濃いグラウト材が繰り返し注入された結果である考えられ,このことは,実際の施工状況と一致することになる.