土木学会論文集B1(水工学)
Online ISSN : 2185-467X
ISSN-L : 2185-467X
水工学論文集第62巻
3次スプライン曲線によるALB欠測領域の河床位補間の精度と流れへの影響
岡部 貴之山崎 崇徳小澤 淳眞森田 真一堀内 成郎竹林 洋史
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2018 年 74 巻 4 号 p. I_859-I_864

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抄録

 航空レーザ測深機Airborne Laser Bathymetryは水中を透過するグリーンレーザを利用して水面下の地形を高精度で計測する技術であり,これにより線的な河床断面の情報のみならず,面的で詳細な河道全体の計測が可能となった.しかし,水質,水深,河床材の影響で部分的に欠測することが明らかになり,その欠測部分を如何に補間するかが課題となっている.補間方法は一般に船舶によるマルチソナー音響測深が採用されるが,船舶が搬入できない箇所や水深1m以浅では計測できないといった課題がある.著者らは,定期横断測量データで欠測部分を簡易に補間できる方法として3次スプライン曲線による補間に着目した.本研究では,3次スプライン内挿補間を用いて,横断測量データから内挿補間した河床位の精度を検証するとともに,河床位の内挿補間精度が流れに与える影響を検討した.

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© 2018 公益社団法人 土木学会
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