土木学会論文集D3(土木計画学)
Online ISSN : 2185-6540
土木計画学研究・論文集 第34巻(特集)
水道コンセッション事業の入札方式と経済的効率性
大西 正光村上 武士Wu Peiwei小林 潔司
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2017 年 73 巻 5 号 p. I_309-I_322

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抄録

水道コンセッション事業の経済的価値は,主に水道料金及び水道の接続数(普及率)に依存する.政府が契約条件として望ましい水道料金及び接続数を設定するためには,民間事業者が有する技術に関する情報を有しておく必要がある.政府が技術に関する十分な情報を有していない場合には,技術提案型入札が適用される場合も少なくない.本研究では,技術提案型入札の下での最低単価落札方式と最大接続数落札方式という2つの落札方式の経済的帰結を理論的に分析する.さらに,水道コンセッション事業では,しばしば事後的に初期契約の見直しが行われることを指摘する.その上で,事業者の戦略的ホールドアップ行動の帰結を分析し,各落札方式の得失について考察する.

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© 2017 公益社団法人 土木学会
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