土木学会論文集
Online ISSN : 2436-6021
特集号(海岸工学)論文
3次元混相流モデルに基づく波源を用いたクラカタウ火山津波の平面2次元モデルによる伝播と分散性の検討
石原 史隆木原 直人鈴木 和磨
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2024 年 80 巻 17 号 論文ID: 24-17062

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抄録

 2018年クラカタウ津波を代表とする山体崩壊現象について,二層流モデルや簡易推定式から得られる水面形を用いた再現計算が多く実施されている.一方これらの手法では,水中に進行する山体崩壊により比較的周期が短く分散性を有する成分を含む津波の生成が表現できない.本研究では,分散性を表現可能な解析モデルとして,波源域を3次元混相流モデル,広域の沿岸域を平面2次元解析で計算する手法で再現性検討を実施した.非線形長波モデルを用いた場合には分散波成分の解を得られないため,3次元混相流モデルでの分散性を考慮し,平面2次元解析による広域計算では非線形長波モデルと分散波モデルの双方で検討を実施し,分散波による再現性への影響を確認した.本検討結果では,分散波が痕跡の再現性に対してあまり影響を与えないことがわかった.

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