抄録
2011年に発生した東日本大震災から,我が国の電力供給源は大きく変化しており,火力発電にかかる負担が大きくなっている.火力発電の主燃料である石炭は,発電のために利用された後,灰として排出される.排出された石炭灰のうち,セメントの原料等に有効利用されるものがある一方で,非常に多くの量が管理型処分場に埋立処分されている.本研究は,処分場の延命化のため,石炭灰を効果的に減容化する方法について検討した.粒度分類上,「シルト」に区分される石炭灰の特性を踏まえ,室内実験および机上検討により,効果的な減容化方法として,吸水しながら振動締固めを行う方法,および地下水位の低下により地盤を不飽和化させた後に,フライアッシュを振動圧入する方法を提案する.