2MW級スパー型浮体式洋上風力発電施設の構造設計について

宇都宮 智昭; 吉田 茂雄; 佐藤 郁; 飛永 育男

doi:10.2208/jscejoe.71.I_126

土木学会論文集B3（海洋開発）

Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688

海洋開発論文集 Vol.31

2MW級スパー型浮体式洋上風力発電施設の構造設計について

宇都宮智昭, 吉田茂雄, 佐藤郁, 飛永育男

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ジャーナルフリー

2015 年 71 巻 2 号 p. I_126-I_131

DOI https://doi.org/10.2208/jscejoe.71.I_126

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抄録

　環境省浮体式洋上風力発電実証事業において，2MW風車を搭載したスパー型洋上風力発電施設が五島市椛島沖に設置され，2013年10月より洋上試験を実施中である．当該施設の構造設計にあたっては，暴風時・発電時それぞれに対して，動的シミュレーションに基づく時刻歴応答解析結果から設計荷重を算出している．本稿では，設計自然環境条件の設定方法，構造設計で用いた設計荷重ケース，荷重解析手法，構造解析手法，疲労解析，係留解析，等，本施設の構造設計の概要について紹介する．