土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.31
オホーツク海における流氷移動ベクトル推定手法に関する検討
佐野 史弥中山 恵介舘山 一孝佐藤 之信駒井 克昭
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2015 年 71 巻 2 号 p. I_251-I_256

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抄録
 流氷に含まれる栄養は,北方圏における自然河川の値とほぼ同等な窒素濃度,リン濃度を示すことが過去の研究に知られており,オホーツク海にとって重要であることが分かってきている.しかし,近年の地球規模での環境変動の影響により,流氷の北海道オホーツク海沿岸域における接岸回数が減少しており,オホーツク海南部における流氷による栄養輸送が減少していると考えられる.そのため,将来において流氷の輸送がどのように変化するかを検討するためには,まず現在までのデータを利用して,流氷がどのように輸送されているかを理解する必要がある.そこで本研究では,衛星データを利用して流氷の移動ベクトルを推定する手法を提案し,その精度検証までを行った.提案手法で推定した結果,最小誤差約45%で流氷移動ベクトルを再現することができた.
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© 2015 公益社団法人 土木学会
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