2019 年 75 巻 2 号 p. I_301-I_306
本研究では,太平洋を対象に波浪モデルWAVEWATCH IIIを用いて1年分の波浪推算とpartitioningを行い,うねりのデータセットを作成した.このデータセットを減衰距離が短いうねりと長いうねりに分類しそれぞれの出現特性を調べた結果,減衰距離が短いうねりは台風や低気圧による南東寄りの波向,長いうねりは北太平洋北部から伝搬する北東寄りの波向の出現が卓越することがわかった.また,うねりをWave System Trackingにより追跡し,うねりが南太平洋や貿易風帯から我が国の太平洋沿岸まで伝搬する解析結果を示した.