2020 年 76 巻 2 号 p. I_55-I_60
波浪に対する港湾の稼働率の評価は,本来,船体動揺による荷役の可否から判断されるべきであるが,その現象の複雑さから,係留施設前面の波高が荷役限界波高を下回る頻度から防波堤の整備を計画している.しかし,苫小牧西港フェリーターミナルでは防波堤が概成しているにも関わらず,タグボートによる船体の押さえつけや荷役中止・離岸を行う等の問題が発生している.そこで,本研究では,苫小牧西港区でフェリーの動揺観測を行い,船体動揺特性の解明と予測方法の検討を行った.