土木学会論文集B3(海洋開発)
Online ISSN : 2185-4688
ISSN-L : 2185-4688
海洋開発論文集 Vol.37
制振部材を用いた縦桟橋と横桟橋の耐震改良における耐震改良効果の比較
近藤 明彦小濱 英司渡辺 健二国生 隼人天野 俊小山 萌弥永尾 直也吉原 到
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2021 年 77 巻 2 号 p. I_391-I_396

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抄録

 本研究では,桟橋式係留施設の耐震性を安価かつ容易に向上する方法の開発を目的とし,直杭式桟橋の基礎杭間に制振部材を追設する方法について,縦桟橋(陸地から海に向かって突出している桟橋)と横桟橋における耐震改良効果を模型振動台実験により検討した.実験断面は,水深-7.5m相当の断面を対象として,3種類の入力地震動を用いて検討を行った.制振部材の追設による耐震改良効果は,制振部材におけるエネルギー消費と荷重の分担によって基礎杭の最大・最小曲げモーメントと構造全体の最大応答変位が低減された.その効果は横桟橋の方が大きい結果が得られた.桟橋構造全体の減衰定数は,縦桟橋と横桟橋で共に増加した.制振部材のエネルギー消費は縦桟橋の方が大きく,横桟橋では桟橋構造全体の変位が大きく地盤の減衰等の増加によって減衰定数が増加した可能性が考えられる.

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© 2021 公益社団法人 土木学会
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