土木学会論文集F6(安全問題)
Online ISSN : 2185-6621
ISSN-L : 2185-6621
特集号(和文論文)
鋼橋の高力ボルト軸力診断へのカオス理論の適用に関する研究
広兼 道幸大江 眞紀子小西 日出幸鈴木 直人
著者情報
ジャーナル フリー

2013 年 69 巻 2 号 p. I_63-I_68

詳細
抄録
 現在,高度経済成長期に建造された構造物の老朽化が進み,維持管理対象にある構造物の数が急激に増加している.橋梁も例外ではなく,日本の50年経過橋梁の数は,2011年時点で全体の9%の約15,000橋であるが,2021年には28%に相当する44,000橋,更に10年後には53%にも上る84,000橋にまで増加する見込みである.その中で,鋼橋の架設に利用されている高力ボルトも時間経過と共に緩みが発生するため,定期的に点検する必要がある.様々な点検方法の中で,打音法は低コストで危険を伴わず,簡便に作業を行うことができ,信頼性の高いよく使われる点検法である.しかしこの方法は熟練者の勘や経験に依る部分がある.そのため非熟練者でも高い精度で診断できることを目的として,打音データからアトラクタを構築し定量的に評価することで状態識別を試みた.
著者関連情報
© 2013 公益社団法人 土木学会
前の記事 次の記事
feedback
Top