2021 年 2021 巻 p. 20210022
Extended B-spline-based implicit material point method(EBS-MPM)の弾塑性問題への適用性と表現性能を精度や数値安定性の観点から調査する.解析精度や塑性非圧縮性に起因する体積ロッキングおよび圧力振動等の数値不安定性をどの程度抑制する性能を有しているか検証するために,複数の準静的解析を実施する.解析では基底関数に1次から3次までの多項式を適用し,得られた解析結果を有限要素法による結果と比較することでEBS-MPMの弾塑性問題への適用性と表現性能について例証する.なお,本研究における検証解析は,任意の変位境界条件を課すことができなければ実行できない類のものであったが,Nitscheの方法の採用がこれを可能にした.