抄録
本研究の目的は、学童前期の小児がんの子どもに闘病仲間(以下、仲間)の死を尋ねられた看護師の対応を明らかにすることである。研究方法は、小児看護経験3年以上の看護師11名に対し半構成的面接を行い、質的記述的研究を行った。その結果、子どもが質問してきた時、看護師は子どもへの応え方を考えるために【子どもの質問の意図の分析】を行いながら【仲間の死を覚らせない関わり】をしていた。そして、【伝え方に関する親の意向の判断】や【対応が子どもに及ぼす影響の予測】を行い、【親の意向に沿った関わり】を実践していた。【親の意向に沿った関わり】を行った後、【子どもなりに納得しているかどうかの観察】【仲間の話題に触れてはいけないと感じている様子の観察】【子どもが心理的に変化する様子の観察】を行っていた。また、不安を表出できないと判断した子どもに対し、思いを引き出し【子どもの思いへ寄り添う関わり】をしていた。