日本小児看護学会誌
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入院する小児のベッド選択基準の現状および転倒・転落率との関連 : 総合病院252施設における調査
藤田 優一藤原 知惠子
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2012 年 21 巻 3 号 p. 37-43

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抄録
小児が入院する際の、サークルベッドと成人用ベッドの選択基準の現状を明らかにし、選択基準と転倒・転落率との関連を検討することを目的とした。全国の総合病院603施設において、小児が入院している病棟の看護師長を対象に、郵送による自記式質問紙を用いた横断調査を実施し、252施設(41.8%)から回答を得た。病棟内で統一したベッド選択基準ありは164施設(65.1%)であり、成人用ベッドを使用し始める年齢は「3歳以上4歳未満」(26.4%)と「4歳以上5歳未満」(28.2%)が多かった。年齢以外の基準として、発達(40.4%)、身長・体格(33.1%)、疾患・病状(13.2%)によりベッドが選択されていた。転倒・転落件数は162施設より回答があり、統一した選択基準がある施設は転倒・転落率が低かった(p=0.02)。成人用ベッドを使用し始める年齢が4歳未満の施設と4歳以上の施設で転倒・転落率を比較すると、4歳以上の施設で転倒・転落率が高かった(p=0.01)。
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© 2012 一般社団法人 日本小児看護学会
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