2026 年 35 巻 p. 102-110
本研究の目的は、小児集中治療室(pediatric intensive care unit:以下、PICU)の看護師を対象とした看護研究の国内文献検討により、研究の特徴を明らかにし、今後の課題を検討することである。文献は、医学中央雑誌Web版を用いて「小児ICU」、「PICU」、「小児」、「集中治療」、「看護」で検索し、最終的に40件を分析対象とした。対象文献は、アジアにおける小児集中治療に関する看護研究の7つの優先課題に分類した。結果、文献数は2012年を境に増加しており、アジア地域に即した研究が行われていた。PICU看護師は、小児患者のわずかな変化を察知しケアを提供する高度な実践能力を有する一方、高度な能力を必要とされることが負担となっていた。今後は、PICU看護師の教育方法の確立につなげることや客観的評価が可能なスケールを鎮痛鎮静にとどめず開発することが研究課題として考えられた。