日本臨床免疫学会会誌
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潰瘍性大腸炎大腸粘膜におけるDolichos biflorus agglutinin (DBA), soybean agglutinin (SBA), concanavalin A (Con A)の結合性および結合部位
井上 文彦, 古川 裕夫, 内野 治人
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1987 年 10 巻 2 号 p. 194-200

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抄録
潰瘍性大腸炎大腸粘膜におけるレクチンの結合性の分布を,標識レクチンを用いて,螢光抗体法により検討した.
患者大腸粘膜の内視鏡的正常部では, Dolichos biflorus agglutinin (DBA), soybean agglutinin (SBA)ともに,正常対照群と同様に,杯細胞粘液に陽性で,減少傾向はみられなかった.内視鏡的境界部,病変部では,両者の分布はともに減少し,特に,病変部粘膜で著明であった. concanavalin A (Con A)は,問質の細胞に陽性であったが,一定の傾向は示さなかった.
潰瘍性大腸炎大腸粘膜では, DBA, SBAの結合性が変化し,それは,杯細胞粘液の量的and/or質的(糖鎖構造)な変化が重要であると考えられ,今後の検討が必要である.また,レクチンは,本症大腸粘膜での生化学的変化を検索するうえで,有用な手段であることが示唆された.
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