日本臨床腎移植学会雑誌
Online ISSN : 2760-1714
Print ISSN : 2187-9907
看護研究報告
思春期腎移植者の自己管理確立への看護介入
─視覚障害者への試み─
野口 隆雄梅木 恵理黒澤 久美子髙鹿 智子高野 恵理石倉 仁美大竹 智枝佐野 毬奈内田 有紀
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2013 年 1 巻 2 号 p. 236-238

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抄録

【緒言】移植腎機能の維持には適切な自己管理が必要である。今回,思春期に加えて視覚障害のある移植者への自己管理指導を経験した。本症例は視覚障害のため移植後の服薬,自己観察を行うことが困難と予想された。しかし社会に自立していくうえでは,視覚障害であっても移植腎機能の維持ができるよう,入院~退院までの期間に適切な自己管理指導が必要であると考えた。【目的】視覚障害のある,思春期腎移植者に対して自己管理確立に向け看護介入を行い,自己管理指導を振り返り,入院~退院までの指導内容が適切であったかを考察する。【方法】入院~退院まで生体腎移植患者用パンフレットを用い,本人・家族に対して自己管理,日常生活指導を行う。評価表を用い,退院後の自己管理状況を評価する。【結果】点字でのパンフレットを作成することで服薬・健康管理,日常生活行動の理解も深まり自己管理能力の確立に至った。

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© 一般社団法人日本臨床腎移植学会
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