計算機統計学
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データマイニングの手法と実際
塩田 千幸
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1998 年 10 巻 2 号 p. 127-144

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抄録
コンピュータの処理能力の飛躍的な向上により蓄積された大量のデータから知識を獲得する方法へのニーズの高まりとともにデータマイニングは発展しつつある.初期の試行段階から応用の成果が出始めている現在も,データマイニングの全体像は確定したとは言い難いが,本稿では,主としてビジネスの分野での応用という観点から,データマイニングの手法と応用に関する現状を整理して報告する.本報告ではデータマイニングを「大量のデータから有用な知識を獲得するプロセス」と位置づけ,そこで利用される主要な手法の要点を紹介した上で,従来の統計分析との違い,ソフトウェア,利用状況について概観する.最後に手法面・応用面の課題と展望に触れる.
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© 1998 日本計算機統計学会
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