2021 年 5 巻 3 号 p. 184-187
ヤマハ発動機(株)が取り組んでいる、企業のデジタルアーカイブ活動は、これまで一般的であった企業の創設100年など単発の周年事業ではなく、社内で抱えていた広報・記録の写真や映像などの素材管理、利活用に関する課題解決が契機であった。デジタルアーカイブ開発に際し、継続的な写真や映像など素材管理に関する社内ルールの制定し業務の標準化を行い、全社的な活用を図るための啓発活動を実施し、現在・過去の歴史的な映像素材のデジタル化推進し、併せて全世界で活用可能なアクセシビリティとユーザビリティの実現に向けたデータベースシステムの改訂を行うことによって、業務効率を上げ生産性を向上させた。