2025 年 9 巻 s2 号 p. s115-s118
本報告では、20世紀イギリスにおけるシェイクスピアの日とセント・ジョージの日の新聞史料データの分析をケーススタディに、DH研究実践上におけるGale Digital Scholar Lab(GDSL)の課題を考察した。具体的には、GDSLのNER出力結果と筆者が手作業で作成した正解データから算出したPrecision/Recall/F1を検証し、GDSLの過検出と検出漏れが多いことを確認した。DH研究を実践する上では、GDSLでNER結果の修正を行うことが望ましいが、GDSLにはそのための環境がないことから、DH研究の反復的な研究プロセスを可能とする機能が望ましいと結論付けた。