四国遍路世界遺産登録推進協議会は、四国4県、市町村、民間団体等で構成され、世界遺産登録に向けた活動をおこなっている。登録には「生きている伝統を表す資産であること」が求められ、文化庁は「資産の保護措置の充実」「顕著な普遍的価値の証明」「地域コミュニティの積極的な参画」の3つの課題を提示している。しかし現状では、文化資産情報を統合管理する仕組みが存在せず、これらの課題解決に必要な関係者間の協働が困難である。そこで本研究では、四国遍路の文化資産および関連資源の情報を統合管理し、分析・可視化を可能にする文化資産データ統合管理システムを提案する。本稿では、その概要と設計方針について述べる。