ダム工学
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報告
高滝ダムの土砂還元試験の取り組みとそれに伴う下流河川環境の変化
小林 真之鈴木 伴征大輪 洋介
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2025 年 35 巻 1 号 p. 55-66

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抄録

本報告は,砂床河川である千葉県養老川に位置する高滝ダムで約10年間実施されてきた土砂還元試験における置土の工夫,環境モニタリング調査について報告する。置土については,施工時期・頻度・置土形状等の見直しを重ね,年間の土砂還元量を1,500 m3から10,000 m3に増加させた。モニタリング調査では,下流河川で魚類調査,物理環境調査,トレーサー追跡調査などさまざまな調査を継続的に実施した結果,影響は特に認められなかった。一方,砂分の堆積範囲の拡大に伴い,砂地を好む魚種の割合が増加する傾向が確認された。今後も土砂還元を推進することが望まれる。

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