心電図
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クライオバルーンアブレーションにおけるV1電極を用いた複合筋活動電位の検討
高野 真史倉持 龍彦久松 学細川 正浩蜂谷 仁
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2020 年 40 巻 4 号 p. 217-227

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抄録

【目的】複合筋活動電位(CMAP)において,V1電極が代替可能かを検討した.【対象および方法】対象はクライオバルーンアブレーション(CBA)を施行された心房細動患者26名.陰極を剣状突起から頭側5[cm]の部位とした従来法とV1電極使用のV1法を比較し,右は右鎖骨下/上大静脈,左は左鎖骨下静脈から10[V]/2[ms]刺激によるCMAPを同時記録した.各15波形の平均電位[mV]の従来法とV1法でLin一致相関係数(CCC),Bland-Altman plot(BA)で評価した.【結果】年齢67.5歳〔中央値〕,男性20名,右CMAP26例,左CMAP11例であった.従来法vs. V1法の平均電位は右0.68±0.25 vs. 0.76±0.27,左0.74±0.21 vs. 0.74±0.21で,CCCは右0.901,左0.935と中等度の一致,BAの測定法間較差〔平均値(95%信頼区間)〕は右−0.076(−0.084~−0.067),左−0.003(−0.015~0.008)と右に加算誤差を認めた.【結論】V1電極はCMAPの陰極電極として十分に使用可能であり,追加電極を減らすことができる.

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