心電図
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総説
心磁図とCTを用いた心室期外収縮の非侵襲的マッピング法の臨床評価
會田 敏吉田 健太郎
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2024 年 44 巻 2 号 p. 84-96

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抄録

心磁図は心臓で発生する電気活動を磁場として捉え解析する機器であるが,磁場信号は生体組織の影響を受けることが少ないため,微小電位を検出したり電流の発生源を推定したりすることに優れた検査法である.すなわち,心磁図は心電図と比較して不整脈の発生起源を予測するのにより有用な手法と考えられ,我々は心磁図とCTを用いて心室期外収縮の起源を非侵襲的にマッピングする方法を開発し,その診断精度の検証を行った.マッピング画像は,心磁図データからRENS空間フィルタ法により作成した3次元電流分布図とCT画像とを合成することによって,作成された.それらを実際にカテーテルアブレーションで治療した結果と比較することで,この手法の診断精度を評価した.結果は,18例中17例(94%)で事前のマッピングによって推定した起源が一致した.これは従来の体表心電図による診断精度を上回る結果であり,臨床応用に値する有用な結果であったと考えられた.

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© 2008, Japan Science and Technology Agency
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