心電図
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1. 先行RR間隔/連結期関係からみた心室性期外収縮の臨床的評価法
猪岡 英二清水 芳雄
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1988 年 8 巻 2 号 p. 145-150

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抄録
24時間ホルターECGを解析し心室性不整脈 (VA) 重症度を推定する, いわゆるanalyticam-bulatoryECGstudy (AES) によるVA重症度判定の新しい基準を提唱した.
ホルターECGに記録された全心拍につき不整脈及び時間情報をフロッピーディスクに転送, パソコンで心室性期外収縮 (PVC) 直前の先行RR間隔/連結期関係をx-y表示し, そのパターンを分類, 更に直線回帰式と連結期の平均値±標準偏差値 (SD) を計算し, その勾配 (a) とSDから以下の4型に分類した.i) Fixedtype (a<0.2, SD<40ms) , ii) Dependent type (a>0.2, SD<40ms) , iii) Mixedtype (a>0.2, SD>40ms) , iv) Scattered type (a<0.2, SD>40ms) .非心疾患群は全例Fixed typeであったのに対し, 心疾患群は1例のみがFixed typeであった.また心室頻拍はMixed typeに有意に多くみられ最も危険な型, ついでScattered typeが続き, Fixed typeは危険性が低いと考えられた.以上AESはVAの重症度判定に有用と考えられた.
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© 一般社団法人日本不整脈心電学会
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