日本環境感染学会誌
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短報
精神科病院における鍵と鍵穴を介した黄色ブドウ球菌の感染リスクの検証
冨田 泉橋口 美樹秦 孝司
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2026 年 41 巻 1 号 p. 53-55

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抄録

精神科病院の閉鎖病棟では,職員が頻繁に鍵を使用するため,鍵や鍵穴が汚染される可能性がある.本研究では黄色ブドウ球菌Staphylococcus aureus ATCC6538を用い,鍵から鍵穴,鍵穴から鍵への細菌移行率を評価した.菌懸濁液はEN14561に準拠し10^9-10^10 CFU/mLに調整した.移行率は鍵から鍵穴7.93%,鍵穴から鍵4.27%であった.鍵と鍵穴は細菌伝播の一因となる可能性があるが,患者接触前後の手指衛生が確実であれば他の高頻度接触面と同程度であると考えられる.

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