日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
外国人訪問客の病院前救護の特徴
齋藤 僚太大井 利起濱本 航木佐 健悟
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2025 年 28 巻 3 号 p. 510-515

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抄録

目的:病院前救護における外国人診療について検討した論文は少ない。本研究は現時点での外国人訪問客の現場滞在時間について調査した。方法:当院へ救急搬送となった外国人訪問客を対象とし日本人訪問客と比較して,対象者の年齢,性別,国籍,要請理由,要請場所,救急隊の現場滞在時間を後方視的に検討した。主要評価項目は日本人・外国人における現場滞在時間とし副次評価項目は外因・内因性ごとの現場滞在時間とした。結果:主要評価項目である現場滞在時間は日本人12.3分,外国人12.2分と同程度であったが,内因性に限定した場合は日本人13.6分,外国人15.3分と外国人で時間がかかる傾向があった。いずれも有意差は認めなかった。結論:全体の現場滞在時間に差は認めなかった。適切な訓練や日々の鍛錬により外国人訪問客への対応が効率化できる可能性があると考えた。

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