日本臨床救急医学会雑誌
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調査・報告
集中治療室の医師および看護師における重症患者の栄養療法ガイドラインに関する知識・実践・態度の実態調査
相川 玄比気 貴大大内 玲納谷 和誠櫻本 秀明吉原 駿杉島 寛佐藤 智夫伊藤 美智子井上 貴昭
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2025 年 28 巻 5 号 p. 820-827

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抄録

目的:集中治療室(ICU)の医師と看護師における重症患者の栄養療法に関する知識・実践・態度の実態とその関連要因を明らかにすること。方法:2022年10月に筑波大学附属病院ICUに所属する医師と看護師に横断的質問紙調査を実施した。設問項目は,重症患者の栄養療法に関する知識と実践と態度に関する項目に分け,実践については看護師のみが回答した。結果:79名に質問紙を配布し,54名から回答を得た。知識が十分な者は50%であり,実践が十分な者は64%であったが,実践遵守率は80%であった。態度に関して,栄養療法ガイドラインを学習し参考にしている者は半数未満であった。知識は年齢や経験年数と弱い正の相関が認められた。結論:ICUの医師と看護師において,重症患者の栄養療法に関して知識が十分である者は半数だったが,実践遵守率は高かった。積極的に栄養療法の学習やガイドラインを活用している者は半数未満であり,ガイドラインの普及が必要である。

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