2002 年 5 巻 3 号 p. 300-304
超急性期中大脳動脈塞栓症に対する再開通に際し,手技の工夫を行った。これらの血管内治療を施行した症例について報告する。対象は1999年3月から2001年10月までに治療を行った8例。症例1~5に対してはウロキナーゼの動脈注入を行った。症例6~8に対しては,出血性梗塞などの合併を考慮しウロキナーゼは使用せず,バルーンカテーテルによりdirect PTA(percutaneous transluminal angioplasty)を施行した。その結果,PTAの安全性と有効性を経験した。今回,direct PTAにて血管造影所見・症状が改善した症例を経験し,合併症予防などの点から今後はdirect PTAが望ましいと思われた。