2022 年 2022 巻 4 号 p. 237-242
本研究では,教授年数が長く熟達した講師の授業における実践内容に関して,担当歴が浅い講師が同じ手法で試みて同様の効果が確認できるかどうか,実践の再現性について検証した.2点の実践(対話型ビデオとマップ提示)に関して受講生アンケート(N=71,回収率60.2%)の結果では,授業ビデオの好みについて「講師単独によるビデオ」が10%,「受講生を交えたビデオ(今回の形式)」を好む回答が60%であった.また,講師がレクチャーで画面共有する資料について,スライドとマップのどちらかを好むかについての回答は「スライドの提示」が40%,「マップの提示(今回の形式)」が35%であった.