2024 年 2024 巻 3 号 p. 109-114
本研究は,校務DXが進む中で,公立小学校の教師Aを対象に,誰が誰にどのメディアを使ってどのような情報を共有しているのかの実態把握を目的として調査を行った.その結果,9つのメディアが利用されており,情報共有の範囲によって利用するメディアが変わること,調査時期によって情報の重要度や緊急性が変わることが分かった.しかし,学校規模や自治体によってツールが異なることも踏まえると調査方法をより工夫する必要があった.そのため,今回の調査結果から,メディアによる情報共有の実態をより明らかにしていくための新たな調査方法を検討した.