2024 年 2024 巻 3 号 p. 242-249
近年,大学教育において主体的な学習態度が重視されているが,大学生が受動的な学習者となってしまう生徒化が問題視されている.本研究はこうした問題への取り組みとして,大学生活での主体的な学びを探究する4日間のワークショップを実施した.ワークショップでは,(1)過去の学習を捉えなおす活動,(2)つまらない授業を実施し,学生が主体性の発現させる活動,(3)学生の行動とその意図を4つのパターンに分けて対話活動を行った.その結果,学生が自らの主体的な学習態度や大学での学びについてどのように認識が変容するのかを検討した.