2024 年 2024 巻 4 号 p. 63-70
近年,日本語学習者の増加に伴った学習目的の多様化と,ICT技術の発達で可能となった無料オンライン学習教材の急増により日本語学習の方法が多様化してきている.こうした背景から,散在している教材の情報を分類また整理した形で学習者に提供するプラットフォームを構築することで学習者の自律的な学習を支える必要性が増してきている.そこで本研究では既存のプラットフォームの課題及び日本語学習者の学習ツールの使用実態をアンケート調査により明らかにした.またアンケート結果を分析し,3つの改善点を提案することで新たな自律学習支援プラットフォームの在り方を検討した.