2025 年 2025 巻 1 号 p. 269-274
科学技術イノベーション創出に向け,分野横断型博士課程教育の重要性が高まっている.本会では,医学・薬学・保健学・社会文化学・自然科学の大学院による「Well-Being社会を先導する異分野横断型博士人材育成プログラム」の学生を対象に,教育・支援・学修環境の有効性認識,修得能力の自己評価,「プログラム・教員に対する肯定感」や「研究・キャリアに対する不安」の間の関連の分析結果を報告する.また,研究共有・相対化や異分野教員・職業人等との関わりを通じた学生の気づきの分析経過も紹介する.